今回はREGEN Leatherで主に使用している革を紹介していきたいと思います。
イタリアの植物タンニン鞣し協会に所属するTEMPESTI社が作っている革3種類になります。

まずTEMPESTI社について少し説明しておきます。
TEMPESTI社はイタリアのポンテ・ア・エゴラ地区にある1946年に創業した老舗のタンナーです。
環境保護と自然の特徴と外観を活かした革を生産するために、ベジタブルタンニン(植物タンニン)を使用しています。厳しい規格にかなった製法をクリアし、イタリア植物タンニン鞣し協会に所属している会社です。
TEMPESTI社のHPはこちらです→ https://www.eng.tempesti.com/ HPのギャラリーなど見てもらえるとタンナーの仕事は大変だなぁ、、引き続き良い革を作ってくださいと頭が下がります。
1.TEMPESTI・ELBAMATT
メインで使用している革です、このエルバマットレザーはとても有名なので革好きな方は聞き覚えがあるかもしれません。
エルバマットレザーとは通常の2倍程のオイルをじっくりと原皮に染み込ませ、光沢が出る「引き油」を行なっていないため最初はマットな質感ですが、使い込んでいくと色に深みと艶が増し、革にも柔らかさでてくるエイジングを楽しめる革です。たくさんのオイルを含んでいるので基本手入れはしなくても綺麗にエイジングしてくれます。
2.TEMPESTI・BABELE
最近一押しさせていただいているバベルレザーです、特徴は革の表面にあえてつけてあるクロスのスクラッチです!さらにホワイトワックスをかけてあるのでエイジングの仕方が魅力的です。このような革は一般の革製品の販売店では見かけることが少なく希少性があって持っていると人目を引くと思います。
革は好きだけど傷がつくのが気になって、、という方は逆の発想で最初からスクラッチが入ったバベルレザーを選ぶといいかもしれません。
3.TEMPESTI・MAINE
パステルカラーなど色の多さが特徴のマイネ(メイン)レザーは基本は財布の内装に使ったりしています。エルバマットレザーと比べるとオイルが少なくよりマットな質感になりますが、その分エイジングしたときのツヤと色の深みの変化には驚きます。紹介した3種類の革の中では一番硬い革になります。
マイネレザーは基本的に内装で使用しているので、REGENの革製品の選択肢としてはエルバマットレザーかバベルレザーかのどちらかになります。 特徴がはっきり分かれているので迷うことはあまりないと思いますが、もしお尋ねになりたい事があればお問い合わせからでもお気軽に質問してください。